西三河野生生物研究会事務局のブログ

西三河野生生物研究会事務局のブログです。活動の予告や報告、連絡などを掲載します。

西三河野生生物研究会

5月28日(土)は第47回サロンです

 5月28日(土)は第47回サロンです。会場は安城市民交流センター1階活動室で開催いたします。
 今回の講演は、観察採集会でライトトラップを担当してくださっている原田究さんの報告です。ぜひ、ご参加ください。
演題:「ライトトラップの変遷とバリエーション」
 17:00から入室できます。

 Zoom情報は以下です。こちらは18:00少し前ぐらいから「入室」できます。
https://zoom.us/j/92565242569?pwd=RFFkendXT25DakV5dzNQRXZXcFpCQT09

ミーティングID: 925 6524 2569
パスコード: q74UTn

なお、Zoomが40分間で接続が切れる関係で、会の進行も40分で休憩を入れます。
同じID・パスコードで繰り返し「入室」をお願いします。

第4回観察採集会 「治部坂峠」実施しました

 去る5月8日(日)、今年度第4回目の観察採集会「治部坂峠」を、山崎隆弘さ
んの案内で実施しました。
 名鉄安城スタートの堀田副会長と原田・原谷・事務局のパーティは、9時40分
頃に現地に到着。予定の集合時刻まで時間ができたので、少し周辺を散策しまし
た。周辺はまだヤマザクラが咲き残っていました。一方の周囲の斜面には、カラ
マツの新葉のあざやかな緑色が目に入ってきます。
 そうこうしているうちにウスバシロチョウが頭上に一頭飛来しました。「どう
せ後からとれる」という先入観から見逃しました。しかし、結果的にはその個体
がこの日最初で最後のウスバシロチョウになりました。今年は治部坂峠周辺も含
め、いろいろな場所で季節が遅れており、この日の治部坂は早春のようでした。
 やがて、山崎さんや杉浦さんとも合流して、活動を開始しました。この日は参
加者は6名でした。
 観察できるチョウの姿は少なく、モンキチョウやミヤマセセリ・ルリタテハ
どが見られ、谷筋のひだまりでは、ヤマキマダラヒカゲの新成虫が羽を休めてい
ました。堀田先生は「温帯性のシダが観察できた」言っておられました。
 山崎さんの話では、トンネルを抜けたあたりのスキー場付近の園地ではコメツ
キムシ類が多く、この時期はシモフリコメツキなどがたくさん取れるようです。
また、スキー場の周辺ではヒメシジミが発生し、季節にゼフィルス類が多く見ら
れるとのこと。話を聞きながら、ちがう季節に再訪したいものと思いました。
 午後2時半頃に、参加者全員で記念撮影を行って散会になりました。

 次回の観察採集会は6/11の「渥美半島」です。皆様のご参加をお待ちしており
ます。

2022年度第6回観察採集会「矢作川河川敷」ライトトラップのご案内

 本年度第6回観察採集会を、矢作川河川敷でのライトトラップとして以下のように開催します。季節的に河畔林のいろいろな甲虫・蛾類をはじめ、クワガタムシやカブトムシ・ヒゲコガネなども飛来するかも知れません。周辺はミカワオサムシマイマイカブリ等も生息する環境です。なお、当日は「あいちコウモリ調査隊」のみなさんとのコラボで、周辺のコウモリ調査も予定しています。皆さまの参加をお持ちしております。

 

1 期 日:2022年6月24日(金)  ※ 雨天時は中止

2 目的地:矢作川河川敷(安城市川島町)

3  集 合:18:00  ※ 現地集合です。交通手段でお困りの場合はご相談ください。

    川島町河川敷公園駐車場 安城市川島町 駐車場はあります。

    https://www.google.co.jp/maps/@34.9224663,137.1123,17.65z

 

4 日 程:  ※原則として予定です。当日、変更になることもあります。

     ライトトラップ設営  18:00少し前から始めます。

 設営に人手が必要です。お手伝いをお願いできる方は集まってください。

 ライトトラップ点灯 20:00ごろから24:00ころ

 あいちコウモリ調査隊とのコラボで、周辺環境のコウモリの分布調査を行います(20:00ころを予定)。コウモリの鳴き声をデジタル機器を使って調べる調査方法です。終了は各自の判断で引き上げてください。交通安全には十分に気をつけてお帰りください。

5 その他

・服装として、長袖・長ズボン・帽子などの着用をお願いいたします。虫除けなども必要に応じてご持参ください。

感染症対策は、各参加者の責任でお願いします。屋外ですが熱中症などに注意しながら、人との距離が近づく場合はマスクを着用してください。

・夜食や飲料水は各自でご持参ください。

・参加を希望する方は、なるべく前日までに事務局までお知らせください。

・天候などの条件で、変更・中止があります。その場合はメーリングリストや事務局ブログなどに掲載します。

西三河野生生物研究会事務局のブログhttps://nishimikawayaseiken.hatenablog.com/

・なお、本件についてのお問い合わせは、研究会事務局までお願いします。

625日(土)は第48回サロンです。こちらへもご参加をお待ちしております。

第2回観察採集会 段戸裏谷ライトトラップ実施しました

 4/30(土)に段戸裏谷で第2回採集会としてライトトラップを島田さん、原田さんの担当で行いました。
 当日は寒く、17時過ぎに現地に到着すると肌寒くまだ段戸の春は始まっていないのかと心配になるほどでした。
 18時までに皆さんに手伝っていただいて何とかライトの設備を設置して周囲が暗くなるので早めの点灯をした所、蛾も早めに飛来し始め、その内エゾヨツメが飛来し始めました。
 エゾヨツメにはちょうど良い時期だったようで、綺麗な雄と雌が混じるベストな当たり日だったみたいです。他のイボタガやオオシモフリスズメはまだ発生してないようで残念ながら飛来しませんでした。それ以外に飛来した蛾の中で比較的大型なのはムクゲコノハとオナガミズアオのオスです。

 今年の春蛾は、発生が1週間から10日程発生の時期が遅かったみたいです。夜が深まるにつれて寒さも増し、防寒着を用意してきたにも関わらず、凍えそうな方々が多く見られたので持参した電気ポットでお湯を沸かし皆さんでコーヒー、紅茶、ココアなどを飲んで頂いて暖を取りました。また、持参したカップ麺にお湯を注ぎ暖を取る方もいらっしゃいました。
 こんな寒い時期にも関わらず、総勢18名の方々が参加されて盛況でした。予想をはるかに超えた参加者に楽しんでもらえただろうか、この寒さに懲りずまたライトトラップに参加してくれるだろうかと不安になりながらも、何とか参加者のほぼ全員がエゾヨツメを捕まえられて安堵しています。

第3回観察採集会「西浦半島」実施しました

 2022年5月1日、本年度第3回の観察採集会として、山崎先生・堀田先生の担当による西浦半島を実施しました。

 この日はあいにくの下り坂の天気で、集合時間の9時30分の段階ですっかり曇り空でした。西浦のヨットハーバー付近の駐車場から歩いて、すぐ目の前にある松島に渡りました。とても小さな島ですが、昭和12年ごろに公共事業として石を積んで陸続きにしたそうです。現在もコンクリートで固められた橋でおよそ250mほどを歩いて渡ることができます。ゴールデンウィーク中とあって、潮干狩りを行っていました。プラスチックのバケツを持った観光客の中を昆虫採集の網や胴乱を携えたグループが行くのも、少し変わった光景だったことでしょうす。海浜植物を観察したり、マツなどについている昆虫を観察したりししました。しかし、10時半をまわったあたりから、いよいよ雨が本格的に降り始めて、急いで駐車場に引き上げることとなりました。残念ながら、この日の観察採集会はここで終わりになりました。短い時間の活動ながら、成果は会報などに報告されることと思います。写真の中央の奥に見えるのが松島です。

 金森先生・堀田先生と事務局の一行は、金森先生が調査用のセンサーカメラの設置位置である小町トンネルを経由して引き上げ、安城市まで戻って昼食後、段戸裏谷のライトトラップから戻った原田さんと合流して、次回のライトトラップの予定場所になっている矢作川河川敷の下見を行ってきました。近年、安城市川島河川敷公園付近の河畔林は、国土交通省や行政が手を入れているようで景観がずいぶん変わってきています。

 次回は第4回治部坂峠(5月8日)です。

4/30・5/1の観察採集会は予定通り実施

皆様

4/30の段戸裏谷ライトトラップは予定通り実施いたします。また、5/1の西浦半島の観察採集会もお昼ころからの雨が心配されていますが、こちらも予定通りで考えております。

問合せは事務局までお願いいたします。

第46回サロンを開催

 2022年4月23日(土) 第46回サロンを開催しました。
 会場とZoomで十数名の方が参加しました。(以下敬称略)
 会場:金森・堀田・子安・杉坂・高橋(親子)・小鹿、Zoom参加者:杉浦・原田・伊木・近藤・濱嶋・大野・星野
 今回の講演は、杉坂美典先生の「ギフチョウ保護活動、今年の現状」 と題し、先生が岡崎市の北山湿地で取り組んでいる保護活動の紹介です。ご存知のように岡崎市は条例によって、市内全域でギフチョウ保護のため「採集禁止」としています。毎年ギフチョウの発生期には、北山湿地周辺を地域のボランティアが見回りを行ったり、ヒメカンアオイに産み付けられた卵を確認したりといった活動を展開しています。
 ただそうした取り組みにも関わらず、岡崎市北山湿地のギフチョウは減少が続いています。そうした状況に対して、杉坂先生は北山湿地の中に飼育施設を作り、そこで羽化したギフチョウを放逐する活動をこの2年間行い、その成果と課題についてお話をいただきました。参加の皆さんからも活発に質問やコメントが出されて、岡崎市ギフチョウについて理解を深めることができました。
 次回のサロンは5月28日(土)です。皆様のご参加をお待ちしております。