10月8日(土)、今年度最後の観察採集会を田原市で開催しました。朝の10時に道の駅「田原めっくんハウス」に5人が集合しました。観察場所は5ヶ所です。
第1観察地 黒河湿地
湿地環境に特徴的なシラタマホシクサやミミカキグサなどを観察しました。なお、駐車場の脇に繁ったニュウキュウアサガオの葉にたくさんの丸い穴を見つけました。ヨツモンカメノコハムシによる食痕です。よく見ると葉の上にあちこちに成虫が見られました。
第2観察地 弥八島緑地
原田さんと小鹿がアサギマダラを観察しました。移動が始まっているようですが、まだ数が少ないようです。9月下旬まで気温が高いことが影響しているのかも知れません。
第3観察地 赤羽海岸
浜辺で昆虫類を探すのでしたが、残念ながらこの日は砂浜に藻類などの打ち上げがほとんどなく、方針を変更してやや陸地側にあるコウボウムギ等の海浜植物群落の根元を探すことになりました。そこではゴミムシダマシのなかまたツチカメムシのなかまなど、何種類かの昆虫が見つかりました。
道の駅「あかばねロコステーション」でお昼になりました。
第4観察地 国民休暇村伊良湖
午後は、以前に山崎隆弘さんたちがオオヒョウタンゴミムシ採集した場所です。この日「同じヤナギの下」をねらっての探しましたが、残念ながら見つかりませんでした。
第5観察地 伊川津貝ノ浜
波打ち際にはアマモの打ち上げがたくさん見られました。移動の直前になって、地面に接した角材の下から、ゴミムシダマシのなかまがたくさん見つかりました。
第6見学地 埋め立て地(田原市白浜一号)
埋め立て地の中にあった塩水池はすでになくなっており、丈の高い雑草の草原になっていいました。多数のバードウォッチャーたちが車で集り、大きな望遠レンズをつけた一眼を三脚で構えていた。田中先生や原田さんが尋ねてきた話では、渡り鳥のノゴマが来ていとのこと。