西三河野生生物研究会事務局のブログ

西三河野生生物研究会事務局のブログです。活動の予告や報告、連絡などを掲載します。

西三河野生生物研究会

交換誌「ため池の自然」No.62いただきました

「ため池の自然研究会」様から交換誌として「ため池の自然」No.62をいただきました。ため池の自然は、土山ふみ先生の編集による約50ページA4版全ページカラー印刷物です。以下に主な生物関係の掲載文を目次から紹介します。山崎真嗣さんも執筆されています。なお、巻末には、西三河野生生物研究会にも所属されていた須賀瑛文先生の追悼文も掲載されています。市民交流センターの研究会のロッカーに入れておきます。なお、内容を見たい方は事務局までご連絡をください。

近藤繁生:愛知県内におけるアキヅキユスリカ成虫の採集記録と季節消長
富田啓介:知多半島常滑市久米地区における湧水湿地と植生変化
山本和彦:三重県紀北町諏訪池(海跡湖)におけるニホンジカの食害とカワウの生息にともなう水辺植物群落の変化
山崎真嗣:なぜ、塚ノ杁池(愛知県名古屋市名東区猪高町)のタヌキモ属周辺には、ツキノワクサリウズムシStenostomum bicaudatum が多く生息しているのか?
飯尾俊介:シデコブシはどこから来たか

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第42回サロンは12月25日(土)です。

 12月25日(土)は、第42回サロンです。次回は今沖縄を中心に問題になっている「軽石」について、那覇にいる今泉久祥さんに講演をいただく予定です。

 また、顧問の金森先生には、これから海外でも調査を目指す若い人に向けて、自分をどのように鍛えていくかの第2弾のお話も予定しています。

11月27日(土)はサロン。講演「愛知県の陸棲大型ミミズについて」があります

 いよいよ寒くなって来ました。いかがお過ごしでしょうか?さて、11月27日(土)
は第41回サロンです。
 今回は中部大学の伊木さんに「愛知県の陸棲大型ミミズについて」と題して講
演をしていただいます。
 ミミズはとても身近な動物の一つですが、私などは恥ずかしながら大場裕一先
生に」教えてもらったホタルミミズ以外ほとんど名前も知らない有様です。今回
の講演を拝聴して、ミミズを見る観点を学ぼうと考えています。
 また、同じ日のサロンの中で、野生研顧問の金森正臣先生からこれから野外調
査に出ていく「若手」のみなさんに向けて、自分をトレーニングする方法につい
てもお話をいただく予定です。
 
 サロンの会場は、毎回と同じ安城市民交流センター1階活動室です。18時に開始
ですが、17時から入室できます。今回もZoomによるビデオミーティングでの参加
もできます。ご参加をお持ちしております。

ビワクンショウモ

 西尾市吉良町のため池で、ビワクンショウモを観察しました。64細胞の群体もたくさん見られました。

 本種は琵琶湖水系の特産種でしたが、琵琶湖の稚アユが全国へ出荷されるに伴って、全国に広がったといわれています。もっとも近年は減少傾向にあり、なかなか姿が見られなくなっていました。

 久しぶりにまとまった数が観察できました。

《データ》2021年11月13日 愛知県西尾市吉良町友国

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一ヶ月近くも同じ場所にいる? コノシメトンボ・・・。

先月の9月25日に観察した個体と同じと思われるコノシメトンボを、やはり先月と同じ場所で目撃しました。一月近くも同じ場所にいるように見えます。

《データ》コノシメトンボ Sympetrum baccha matutinum  1♂
  2021年10月23日 安城市里町北歌口 鷺蔵悪水

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低温期型クロマダラソテツシジミ

2021年10月20日安城市大岡町でクロマダラソテツシジミを観察しました。ここのところ、ずっと観察ができていますが、今日は「低温期型」と呼ばれるタイプが観察できました(写真)。

《データ》クロマダラソテツシジミ 1♂ 低温期型

     安城市大岡町

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