この度、西三河野生生物研究会の顧問に、愛知教育大学名誉教授の金森正臣先生が就任されました。
個体群動態など生態学がご専門で、国内外で多くの調査活動の経験をお持ちです。今後、広い視野から研究会の活動にご指導・ご助言をいただけるものと思います。
刈谷市井ヶ谷町にある草野池で、シナゾウミジンコBosmina fatalisを観察しました。
この種類は、形態に変異の幅が大きく、今回観察したものは当地域で一般的なゾウミジンコB. longirostrisによく似た姿をしていました。それでも、体の広報に突き出した殻刺は、ゾウミジンコよりもはるかに太く力強く、シナゾウミジンコらしさを主張しているように見えます。
この池ではもう何年もサンプルを採取して観察していますが、シナゾウミジンコを観察したのは初めてです。かなり以前に、本種が国内で分布を拡大しているという話を聞きました。「ついに身近にやってきたのか」と思いました。
なお、種の同定については、当研究会会長の田中正明先生に画像を見ていただきました。先生に感謝いたします。
会員の皆様
会報「三河生物」vol.12はすでに発送をしております。
しかし一部「配送先不明」などの戻ってきたものもあります。
お手元に届いていない場合は、お手数ですが事務局までご連絡をお願いたします。
研究会事務局