西三河野生生物研究会事務局のブログ

西三河野生生物研究会事務局のブログです。活動の予告や報告、連絡などを掲載します。

西三河野生生物研究会

研究会の顧問に金森正臣先生(愛知教育大学名誉教授)が就任されました

 この度、西三河野生生物研究会の顧問に、愛知教育大学名誉教授の金森正臣先生が就任されました。

 個体群動態など生態学がご専門で、国内外で多くの調査活動の経験をお持ちです。今後、広い視野から研究会の活動にご指導・ご助言をいただけるものと思います。

 

6月27日(土)からサロンを再開!

 新型コロナウイルスの影響で、サロンの会場で使用していた安城市民交流センターが閉鎖されていましたが、6月から条件付きですが利用可能になります。

 つきましては、6月からサロンを再開します。具体的には6月27日(土)の18:00からサロンを開催します。例によって17時から入室できます。通算で24回目のサロンです。

 

セミの産卵痕・・・。

添付の画像は、先日、勤務校の正門近くに植えられたキリシマツツジの剪定があった際に、切り落とされた枝の中から見つけたものです。どうやらセミの産卵の痕のようです。枝は太さが5mmほどですが、結構目立つものでした。
これを西三河野生生物研究会の会計幹事さん(安城市史・知立市史でセミの抜け殻調査を担当)に見てもらったところ、おそらくはクマゼミのものではとのことでした。

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刈谷市草野池にシナゾウミジンコ出現・・・。

 刈谷市井ヶ谷町にある草野池で、シナゾウミジンコBosmina fatalisを観察しました。

この種類は、形態に変異の幅が大きく、今回観察したものは当地域で一般的なゾウミジンコB. longirostrisによく似た姿をしていました。それでも、体の広報に突き出した殻刺は、ゾウミジンコよりもはるかに太く力強く、シナゾウミジンコらしさを主張しているように見えます。

 この池ではもう何年もサンプルを採取して観察していますが、シナゾウミジンコを観察したのは初めてです。かなり以前に、本種が国内で分布を拡大しているという話を聞きました。「ついに身近にやってきたのか」と思いました。

 なお、種の同定については、当研究会会長の田中正明先生に画像を見ていただきました。先生に感謝いたします。

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会報を発送しましたが・・・。

会員の皆様

会報「三河生物」vol.12はすでに発送をしております。

しかし一部「配送先不明」などの戻ってきたものもあります。

お手元に届いていない場合は、お手数ですが事務局までご連絡をお願いたします。

 

                        研究会事務局