西三河野生生物研究会事務局のブログ

西三河野生生物研究会事務局のブログです。活動の予告や報告、連絡などを掲載します。

西三河野生生物研究会

第7回観察採集会 作手観察会・ライトトラップ報告



7月2日11:00~7月3日の早朝にかけ、見出しように第7回観察採集会を実施しました。

 今回の集合場所は、作手清岳の道の駅「つくで手作り村」。まず、近くのJAでお弁当購入のために寄りました。ここのJAでは山崎さんに作手の名物食材を教えてもらいました。

 山崎隆弘さんの案内で岡崎市との境にある巴山でお弁当を食べながら採集観察を行いました(写真)。その後は、川尻城趾に場所を移して採集観察を行いました。

 昼間の部を終えてから、夕食を買い込み、山崎さんの別荘へ移動。途中の道路が通行止めになっており、山の中の迂回路を使うことになりました。「夜参加」の皆さんたちも合流し、ライトトラップの設営・運用が始まりました。この夜のライトトラップは、山崎さんの別荘と少し離れた川沿いの2ヶ所で設置しました。

 原田さんが今回の作手に持ち込んだライトトラップは、装備をいくつか増やした「強化型」だったそうで、彼の今回の観察会に対する意気込みが分かります。ただ、今回の「作手ライトトラップ」は時期・天候などの条件がよかったにも関わらず、クワガタムシやカブトムシなどの飛来数は意外にも少ないものでした。しかし、スクリーンにはヘビトンボやカワゲラ類・トビケラ類・カゲロウ類がたくさんとまり、蛾類はいろいろと飛来して、特に上翅に銀色の斑紋が美しいギンモンスズメモドキは数が多く、スズメガ類もホソバスズメの仲間が複数種でやってきたり、ビロードスズメ・ヒメククチバスズメモモスズメ・クルマスズメなどが多数来たりしていました。タッタカモクメシャチホコも何頭か飛来していて、状態がよく最近羽化したものと思われます。夜が更けてくると、ゴホンダイコクコガネやエンマコガネの仲間も飛んできていて、形の面白さからみなさんに人気でした。これらの甲虫はスクリーンから少し離れた場所に降りることも多いようで、不運にも踏まれてしまった個体もいくつか見られました。

 今回の観察会を実施する似たあたり、ライトトラップを設営運営していただいた原田さん、別荘をお貸しいただいた山崎さん、参加者の名簿を整理・入力いただいた島田先生、また、高橋さん親子・原谷さんにはライトトラップの設置・撤収を手伝っていただきました。みなさんに感謝いたします。

 

 なお、覚えている方もいると思いますが、前日の夜からKDDIが通信障害を起こしていて、事務局の携帯電話が使えず連絡が取れない状況でした。関係の皆さんにはご迷惑をおかけしました。